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【育児日記】二人で向かった図書館デビュー、小さな前進と次の約束の一日

休日の朝に2人で向かった初めての図書館

車を降りると、風が軽い。掌は少し汗ばむけど、離さない。自動ドアが開いた瞬間のひやりとした空気、紙の匂い、静かな足音。Hikaの目がぱっと丸くなる。📚
その顔だけで、今日はきっと大丈夫だと思えた。僕らの図書館デビューが始まる。

絵本の塔と椅子に座れた数分がくれた誇り

絵本コーナーへ一直線。背伸びして一冊、はいどうぞ。開こうとすると、もう次の表紙が僕の胸にどん、と乗る。ページの音より速いリズム。息が上がる。
それでも椅子に“数分”座れた。低い布張りの椅子にちょこん、背筋ぴん。僕が短い文を読む間だけ、視線が紙に留まる。たった数秒、されど数秒。ささやかな歓喜が胸で跳ねた。✅

磨かれた階段へ吸い寄せられた足と待つ勇気

視線の先で、磨かれたステップがきらり。やっぱり、階段に惹かれる。手すりを触って温度を確かめ、最初の一段へそっと体重をのせる。上って、降りて、また上る。僕は一歩下がって見守るだけ。声は少なめ。「ゆっくりね」。
今日いちばんのテーマも待つ勇気だと思う。💡 急かさないで任せる。小さな背中が、自分のペースで世界を登り降りするのを見る時間。

館内ダッシュで借りられず、それでも得たもの

終盤、エネルギーがもう一段ギアアップ。カーペットをうさぎみたいに小刻みにダッシュ。僕は早歩きで追う。体力ゲージが赤く点滅。借りようと積んだ絵本? 今日は無理。列に並べば崩れる未来が見えたから。⚠️
“今”の熱を冷まさない選択に切り替える。借りないことが、負けじゃない。学びの温度を守るための撤退だ。

今日見えた小さな成長と次の約束、心に残る余韻

小さな更新がいくつもあった。階段の端で降りる人を待てた。道ゆく人に、自分から「バイバイ」ができた。出口のマットで靴をトントン。誰も気づかないかもしれないけど、確かな前進だ。
外へ出ると風が頬を冷やす。ベンチで麦茶。走りの余熱が静かにほどけていく。「また、くる?」と聞くと、こくん。指は二本。二人で来る、なのか、二回くる、なのか。どちらでもいい。次は一冊、ゆっくり選ぼう。僕の体力は尽きかけたけれど、心は満ちている。📝

椅子に座るHika

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