
いきなりの高熱、これはもしかして・・・
夜、いつものように眠ったHikaのほっぺに触れると、手のひらにじんわりと熱が伝わった。
あれ、ちょっと熱いな。そう思って体温計を当てると、数字は38.4℃。
咳も鼻水もないのに、いきなりの高熱。これは少し気になる。
朝になっても熱は下がらず、額はぽかぽかのまま。
食欲はあるけれど、動きが少しゆっくり。
ふと服を脱がせると、胸のあたりにうっすらと赤いポツポツが。
「もしかして…突発性発疹?」と妻と目を合わせた。👶
突発性発疹とはどんな病気?
突発性発疹は、生後6か月から2歳ごろまでの赤ちゃんによく見られるウイルス感染症。
原因はヒトヘルペスウイルス6型または7型で、ほとんどの子が一度はかかると言われている。💡
特徴は「突然の高熱」と「熱が下がる頃に発疹が出る」こと。
発疹は顔やお腹、背中に広がることが多く、かゆみはほとんどない。
見た目は痛々しいけれど、子ども本人は意外と元気なことが多いそう。
治療薬は特に必要なく、水分をしっかり摂って安静に過ごすことが基本。
ぐったりしている、熱が長く続くなどのときは、迷わず受診を。⚠️
(2025年10月時点。医療判断は必ず専門家に確認を。)
家の中で、静かな「高熱の休日」
その日は休日。
Hikaは熱があるのに、なぜかおもちゃを並べて遊んでいた。
額は熱いけど、笑顔はいつもと変わらない。
汗を拭いて水を飲ませて、抱っこして、また少し遊んで。
テレビの音がゆるやかに流れ、時間がいつもよりゆっくり進んでいるようだった。☕️
翌日、小児科へ。
先生は笑顔で「突発性発疹ですね。あと少しで発疹が出て落ち着きますよ」と。
帰り道、Hikaは僕の肩にもたれて眠った。
その寝息が小さくて、でもすごく安心した。
家族で過ごした“ポツポツの日々”
熱が下がると、今度は体中に赤いポツポツ。
見ているこっちはドキッとするけれど、Hikaは相変わらず元気。
「お風呂入りたい〜!」と笑って走り回る姿に、ほっとする。
保育園はお休みになったけれど、その分家族で過ごす時間が増えた。
絵本を読んだり、お昼寝したり。
部屋の中だけの毎日だったけど、なんだか穏やかであたたかい時間だった。
数日後、発疹もきれいに消えて、Hikaはすっかり元気に。
顔つきも少しお姉さんになったように見える。
あのポツポツの日々が、Hikaにとっても小さな成長のきっかけだったのかもしれない。📝