
これまで、なんでもモグモグぱくぱくの食いしん坊。
苦味のある野菜も、魚のほぐし身も、炊きたてのご飯も——
すべてを笑顔で平らげてきたHi-ka。
そんな頼もしい食べっぷりに、「この子は好き嫌い知らずかな?」と、密かに親バカ心をくすぐっていた私たち。
だけど、ついにその日が来ました…。
最近の食事風景は一変。
小さな手で野菜をつかみ、
「んー、いらないっ!」と言わんばかりにプイっと顔を背ける。
口に入れてもすぐに「べぇっ」と出して、
手でにぎにぎ、そしてお皿の外へポイ!
野菜たちは無念の表情でテーブルの端っこへと転がっていきます。
■ 好き嫌い、始まった?
「イヤイヤ期にはいろいろな拒否が出てくる」と聞いてはいたけれど、まさか食べ物までこんなにハッキリと…! 特に苦戦しているのが「野菜」。 にんじん、ピーマン、キャベツ…どれも以前はもぐもぐ食べていたのに、今では手に持つだけでイヤな顔。 口から出す → 両手でにぎる → 床に落とす この三段コンボが、Hi-kaの中で定着しつつあります。
■ 親としてのモヤモヤと、心の変化
最初は「栄養が足りなくなっちゃう…」「せっかく作ったのに…」と、どうしても落ち込むこともありました。
だけどある日、食後にHi-kaがニコッと笑って「ごちそうさま」の手を合わせた瞬間、
「あぁ、この子はちゃんと“食事”を楽しんでるんだな」って気づいたんです。
食べること=楽しい時間。
今はそのベースを育てていく大事な時期なんだ、と。
■ 最近試している“ちょっとした工夫”
- 野菜を細かく刻んでスープに混ぜる
- 型抜きで星やハートの形にしてみる
- 「これはなーんだ?」と食材クイズ風にしてみる
- パパとママが「おいし〜!」とリアクションを大きくする
どれも効果はまちまちですが、楽しそうに見てくれる瞬間もあって、こちらも少し救われる気持ちになります。
「食べるってたのしいね」と思える日を、少しずつ、少しずつ。
Hi-kaのペースで、わたしたちも一緒に進んでいこうと思います。
(また野菜が床に落ちてても、もうそんなに驚かないよ、パパもママも慣れてきました…笑)